桜写真の撮り方のコツ

四季がめぐる国、日本。つらい冬を抜けて迎える「春」は誰にとってもうれしいものですよね。写真が好きな人にとっても、春はいろんな被写体があって、うれしい季節です。

そんな中でも、一番の被写体・ターゲットは、たぶん桜だと思います。そんな、桜・さくら・サクラの写真の撮り方のコツを、この記事ではお伝えします。

コツ1:写真のイメージ・ゴールを決めよう

みなさんは、桜の写真を撮る時、どんなふうにシャッターを切っていますか?とりあえず目の前に桜の木が1本あったとして、「きれいだなー」と思って写真を撮ると思います。もちろん「きれい!」と思うのは大事です。しかし、それだけでは、そのきれい!と思った感動が伝わる写真にはなりづらいです。

その写真を見た人に、「どんなことを感じ取ってほしいのか」「何を伝えたいのか」を写真を撮る前に決めてから、シャッターを切ったほうが、より自分の思った「きれい!」が伝わるはずです。

あったかいイメージなのか、クールなイメージなのか。山の一本桜で、さびしいイメージで撮ろう!とか。公園の桜並木で、この賑やかさが伝わるように撮ろう!とか。

何となく撮る写真は、やはり何となくしか伝わらないです。だから、撮る時に、撮影するあなたが、「これを伝えたいんだ!」って少しでも意識して撮ることが大切です。(このコツ1は、桜以外の風景写真でも、ポートレートなんかでも、すべての写真に通じる、コツでもあります)

桜を普通に撮る例。これだってきれい!
ちょっと工夫して撮った桜の例。後ボケと前ボケでサンドイッチ。百花繚乱なイメージ

コツ2:光をよく見よう・観察しよう

桜はたいてい、外で撮ることになると思います。その時にコツ・ポイントになるのが「光」です。

光には実は種類があります。

  • 朝や夕方の、弱くて斜めの光。
  • 昼間で青天の、強い光。
  • 順光(真正面からの光)なのか?
  • 逆光(被写体=桜の向こうから指している光)なのか?

光によって、撮れるイメージが異なります。

弱くて逆光なら、「はかない」とか「ふんわり」したイメージになりやすい。強い昼間の光なら「力強く咲く」とか「明るい」イメージになりますね。背景が曇りがち・曇り空の時と、青空の時でも、イメージが変わります。

同じ場所でも、光の差す方向は違いますし、時間帯や天気によっても、光は変わります。毎年見ていて、いいな!撮りたいな!と思う、桜スポットがあれば、桜にさす光をよく観察してみましょう。

コツ1で説明した「こう撮りたい」というイメージに近い光を選べるようになるといいですね。

逆光を捉えて、はかないイメージで

コツ3:フレーム内に不要なものを入れない

こう撮りたい、こう伝えたい、が固まっていれば、自ずとフレームの中に入れるべきもの・不要なもの、は決まってきます。すなわち、伝えたい事柄にプラスなら入れるし、余計な邪魔な情報なら引き算します。

例えば、観光地で撮る場合。立入禁止のロープや看板がよく立っています。写真に撮るときは、なるべく写らないようにカメラの向きを変えたり、ズームの加減を変えて、フレームの外に追い出しましょう。電柱や電線も一緒。

例えば、堤防の桜を撮る場合。桜だけを撮ってもきれいですが、橋や土手や河川敷の畑……といったものが写り込んでいたほうが、どこ=川の風景だというのが伝わりますよね。この場合は、入れるべきものをむしろ入れる、ということになります。

やっぱり、自分の中で「何を伝えたいか」というゴールが重要です。

フレーム内にどれを入れるか迷う場合は、複数パターン撮っておきましょう。そして、あとで選びましょう。

池のほとりの桜
同じ池のほとりの桜。不要なものを避けて、切り取ってみた

コツ4:みんなが撮らない視点でも撮ってみる

観光地や桜の名所では、いろんな人が写真を撮っています。きれいに写るポイントは決まっている場合が多いです。だから、とりあえず、みんなが撮る視点で切り取る、撮影するのは、必須です。

しかし、そういう名所だったとしても、みんなが撮っていない視点でも、撮影してみると、他の人とは違う写真が撮れるでしょう。

じっくり観察したりして、自分ならではの写真を目指すのです。みんなと一緒の写真を、少し抜け出して、自分ならではの写真にレベルアップ!

みんなが撮る写真は、インスタグラムやその名所のホームページなどを見るとチェックできます。それを予習しておいて、あえて、違う視点の写真を撮る、というチャレンジをしてみるのです。

あ、もちろん、撮影時のマナー(立入禁止の場所に入らないなど)は守りましょうね。

お城で撮影。こういうイメージはみんな撮りそう
お城で撮影。お城は写っていないけど、一輪だけ咲くたんぽぽと桜の共演を、パチリ

桜写真の撮り方のコツ まとめ

ここまで、桜写真の撮り方のコツを4つ、お伝えしてきました。いかがだったでしょうか。

  • コツ1:写真のイメージ・ゴールを決めよう
  • コツ2:光をよく見よう・観察しよう
  • コツ3:フレーム内に不要なものを入れない
  • コツ4:みんなが撮らない視点でも撮ってみる

桜という被写体は、ありとあらゆる人が撮っていると思います。なので、同じような写真になりがちです。でも、だからこそ、いろいろと工夫ができる、そんな撮りがいのある被写体であるとも思っています。

今は、いろんな方法で、他の人が撮った、桜の写真を見ることができます。なので、コツ1の写真のイメージ&ゴールが思い浮かばない、という方は、まず「見てみる」ことから始めるのもオススメです。この写真はどういう意図で撮られたのか?この写真は何を伝えたいのか?を、分析して感じ取ってみるのも、いい勉強になるでしょう。

桜の写真、楽しく撮っていきましょうね~!

音声配信(stand.fm)でも、桜写真の撮り方のコツ、お話しています!